朝倉未来負けた!修斗王者にまさか

朝倉未来負けた!修斗王者にまさか

MMAルールで行われたメインのフェザー級王座決定戦は朝倉未来が修斗王者の斎藤裕に判定0対3で敗れる波乱があった。ライジン8戦目にして初黒星を喫した朝倉はぼうぜんとした表情で会場を後にした。

序盤は互角の戦いも、徐々に斎藤が攻撃を仕掛け、タックルで押し込むシーンも。お互いのギアが上がったのは最終ラウンド残り1分。朝倉の左が斎藤の顔面にヒット。鼻から流血し、ふらついた斎藤だったが、倒れずに反撃。最後まで途切れることなくパンチを打ち続け、勝利を引き寄せた。

初代王者となった斎藤は、ベルトを巻かれ「いつも応援しているみなさんありがとう。人生いいことばかりじゃないけど、頑張っていればいいこともある。これからもっと試合をして実力をみせていきたい。」と涙を見せた。

試合後の朝倉未来は、「強かった。勝ったと思っていたので試合を見直したい。審判3人とも斎藤だったので、そうなんだろう。久々に負けて、勝ったときよりうれしい気分。格闘技はやめられない。早く練習したい。やり返したい。」と話した。

◆朝倉 未来(あさくら・みくる) 1992年7月15日、愛知県生まれ。 中学・高校時代は喧嘩に明け暮れ、あまりの喧嘩の強さに敵無し状態となり、禅道会豊橋道場に入門。12年にDEEP CAGEIMPACT浜松大会に出場し、1回53秒KO勝利で総合格闘技デビュー。13年からはTHE OUTSIDERへ参戦。15年ニ65-70キロ級タイトルマッチで王座を奪取。60-65キロ級タイトルマッチを獲得し、THE OUTSIDER史上初の二階級制覇の快挙を果たした。17年3月に韓国のROAD FCで海外初挑戦。18年3月に主戦場だったTHE OUTSIDER卒業を発表した。同年8月のRIZIN.12名古屋大会でRIZIN初参戦。元UFCファイター・日沖発、リオン武、ルイス・グスタボ、矢地祐介らを破っている。

◆斎藤 裕(さいとう・ゆたか) 1987年10月8日、秋田県生まれ。10年に行われた第17回全日本アマチュア修斗選手権ライト級に出場し3位の成績を収めると、11年11月に修斗青森大会においてプロデビュー。15年には第7代環太平洋、16年には第10代フェザー級のベルト奪取した。17年には宇野薫、18年にはリオン武から判定勝利。19年には高谷裕之からKO勝利と、ビッグネームたちから勝利を収めた。20年8月のRIZIN.23でRIZINデビューを果たすと、Rebel FCフェザー級王者の摩嶋一整から衝撃的TKO勝利を観客に見せつけた。

You might be interested in