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本日のトピックは、「マイク・タイソンとロイ・ジョーンズがエキジビションマッチ 結果はドローに」です。
現地時間28日(日本時間29日)、アメリカ・ロサンゼルスのステープルズ・センターにて、マイク・タイソンとロイ・ジョーンズのエキジビションマッチが開催された。
タイソン54歳、ジョーンズ51歳と、2人とも年齢を重ねたものの、「史上最強の人間」とも言われるタイソンと、ヘビー級を含む4階級制覇の「天才」ジョーンズの戦いは世界中の注目となった。
2分8ラウンド、グローブは12オンス(通常ヘビー級は10オンス)を使用し、ヘッドギアは着用せずに行なわれるスペシャルマッチ。ファイトマネーはタイソン1000万ドル(約10億4000万円)、ジョーンズ300万ドル(約3億1000万円)ともいわれ、ペイパービューの収入に応じてボーナスが加えられる。
試合開始のゴングから、タイソンが15年ぶりの試合とは思えない軽快なステップを見せ、ジョーンズに重いボディーで積極的な攻撃をしかける。2018年まで現役として戦っていたジョーンズも応戦するが、なかなかクリーンヒットは生まれない。
両者とも8ラウンドまでリングに立ち続けた。終了のゴングが鳴った際にはジョーンズがふらつく場面も見られた。試合は非公式で勝敗はつけず、ジャッジの採点はないが、WBCが選ぶ元王者3人がリモート採点を行なうルールとなっており、結果はドロー(引き分け)に。
終了後に行なわれたインタビューでは「引き分けでいい。みんなが喜んでくれたらそれでいい」とタイソンも納得の結果。ジョーンズ対し「俺のパンチが効いたに違いない。よく持ちこたえたよね」とねぎらい、自身の戦いに関しては「2分が3分のように長かった。今日は8ラウンド戦い抜けたことに喜びを感じている。長い時間持ちこたえられたことがよかった」とコメントした。
ジョーンズは「大変だった。彼のパンチはやっぱりすごかった。ボディは重く、かなり効いた。ほんとにあれで体力が奪われたね」とタイソンのボディをたたえる。「またやりたいか」という問いには「難しいね、マイクのこと大好きだけど、パンチをくらうのは別のこと。家族の元に戻り、またあったら考えたい」と控えめに語った。
インタビュアーがジョーンズをねぎらった際には「俺は15年ぶりだったんだぞ、彼は2年ぶりだ。俺のことを心配してくれよ!フックが痛かったよ…」とタイソンが割り込み“らしさ”も見せた。