【RIZIN】萩原京平が平本蓮にパウンドTKO勝利「アマチュアからやり直した方がいい、MMAそんなに甘くない」
平本は、15年にプロデビューするとキックボクシング団体のK-1、Krushのリングで活躍。17年にはK-1ライト級世界トーナメントに出場し、準決勝でゴンナパー・ウィラサクレックを破る大金星を挙げ、準優勝に輝く。
18年には、これまで日本人相手に実力を示してきたゲーオ・ウィラサクレックに日本人としてKO勝利。その後リングから離れていたが、昨年大晦日にはキックルールでRIZINに参戦し復帰。1年の沈黙を破り、今回初のMMAルールでの一戦を迎える。
対する萩原は、プロデビュー後は地元関西を中心に活躍。今年8月のRIZINデビュー戦ではプロの経験では勝る白川陸斗に終始スタンドで攻め続け、TKO勝利を収めた。続く9月のRIZINで、芦田崇宏に一本負けをするも、11月に地元・大阪大会で開催されたRIZINではベテラン内村洋次郎をわずか1R22秒でマットに沈めインパクトを残した。
1R、いきなり右フックを見舞う萩原。続いてタックルをしかけ平本をコーナーに押し込むも、平本は切りスタンドに戻す。萩原は平本の腰にタックルをしかけロープ際でテイクダウン成功。平本を下に置くが、平本がフィジカルの強さを見せて立ち上がる。
しかし萩原は徹底してタックルを仕掛け、再びテイクダウン成功。マウントからパウント、バックからチョーク、四の字ロックからパウンドと攻撃の手を緩めない。立ち上がる平本を萩原が追い、シングルレッグからまたもテイクダウン成功。
サイドポジションの平本にヒジを落とし、側頭部へヒザをヒット。バックに回った萩原の腕が平本の首をとらえるもラウンド終了のゴングが鳴り、平本は救われる。
2R、平本のジャブに合わせ萩原がタックル。平本をコーナーに押し込みテイクダウン成功。マウントから左右フックを落とし続ける。下になった平本は必死にガードを試みるが、萩原のパウンド連打は止まらず。
平本の逆転は困難とみたコーナーからバトンが投げ込まれ、レフェリーが割って入り試合終了。戦前から大いに盛り上がりを見せた因縁の一戦は、萩原がMMAにおける一日の長を見せた完勝で幕を閉じた。
萩原はマイクを握ると「平本君、試合前から散々もりあげてくれてありがとう。全部いただきまーす。アマチュア修斗からやり直した方がいいよ。そんな甘くないからねMMA」と試合前に挑発を繰り返した平本を突き放した。
そして「朝倉(未来)兄貴が、俺に勝ったら平本君と試合すると言ってたみたいですが、俺が勝ったから対戦相手は俺でしょう。来年そこを倒して、フェザー級のベルトを獲るんでみなさん応援してください」と朝倉未来への挑戦、そしてRIZINフェザー級王座奪取を高らかに宣言した。