クレベル・コイケは、ポーランドKSW王者から日本に主戦場を移し、MMA5連勝、RIZINで4連勝中。そのすべての白星で一本勝ちをマークしている。頂きを見据え、萩原戦をベルトに向かう前哨戦ととらえ、「RIZINのなかで自分はトーナメントだと思っている。カイル・アグォン、摩嶋一整、朝倉未来、佐々木憂流迦に勝って、今回は準決勝。萩原に勝ったら、次が決勝でフェザー級のタイトルマッチ──そんな感じで考えている」と、1人トーナメントの勝ち上がりの勝者は自身だと語る。
対する萩原は、2020年の大晦日に平本蓮に2R TKO勝ちで存在感を示すと、2021年10月の朝倉未来戦で判定負けも、11月の昇侍戦で2R TKO勝ち、12月の鈴木博昭戦で判定勝ちと3カ月に3試合の連戦で2勝1敗。しかし、2022年3月の前戦で弥益ドミネーター聡志の腕ひしぎ三角固めに1R 一本負け。今回が再起戦となる。
先に入場の萩原。セコンドに柔術家の岩崎正寛、SMOKER GYMの松山誠代表がつく。続けてクレベルが柔術衣をまとい、咆哮して入場。ホベルト・サトシ・ソウザとマルキーニョスがつく。68kg契約試合。コールに右手で胸を叩いた萩原。クレベルは右手を天に掲げて叫ぶ。グローブタッチ。