【RIZIN】青木真也 “塩漬け” 平本蓮にガッカリ&猛毒ガス「1年間、何やっていたんだ!」
勝敗を分けたポイントは何だったのか――。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK vol.2」(6日配信)で、平本蓮(23)が鈴木千裕(22)との総合格闘技(MMA)戦に、なす術なく判定0―3で完敗した。この一戦に注目していた〝バカサバイバー〟こと青木真也(38)もガッカリの様子。恒例の「毒ガス解説」で、平本の敗戦を激辛分析だ。
膨らんでいた〝幻想〟からはかけ離れた姿だった。約1年3か月ぶりの試合で、その間に米国武者修行も敢行。そのビッグマウスも相まって平本への期待が高まっていたが、フタを開ければMMAとキックの二刀流を標榜するKNOCK OUT―BLACKスーパーライト級王者・鈴木に完封される結果になった。
1ラウンド(R)から打ち合いで強烈なパンチを顔面に受けてからテークダウンされ、サイドポジションを奪われる苦しい展開。ここはなんとか切り抜けたが、2R以降も前に出てくる鈴木に有効打を当てられず、テークダウンも許してしまった。
最終3Rは右拳を痛めていた鈴木に組みつかれてスタンドで〝塩漬け〟され、見せ場をつくれず、0―3で判定負けとなった。試合後は「死ぬ気でやってきたんで、今日負けて後悔はないです」。敗因にMMAでの経験不足を挙げると「またすぐやります。必ずRIZINの頂点を取ります」と再出発を誓った。
そんな平本を青木は、開口一番「本当にガッカリした! 1年間、何をやっていたんだ。本人も、周りのやつらも!」と切り捨てる。怒りすらあらわにしたバカサバイバーは、なんとか落ち着きを取り戻すと試合をこう分析した。
「鈴木はもともと打撃が得意で、一度キックに行って戻ってきたMMA選手。平本は打撃が得意な人がMMAをやっているイメージ。つまり両者打撃が得意。で、そのレベルが同じくらいだと、勝敗は当然グラウンド(技術)の差になる。ところが1R、パンチを効かされてから簡単にテークダウンされてサイドまで取られたじゃん。あれで鈴木陣営に『平本のグラウンドと組み技は大したことない』って一瞬でバレた。言ってしまえば鈴木は、平本にとって一番相性が悪い相手だった」
1R最初のテークダウン時点で勝負は決したというのが毒ガス分析だ。ちなみに平本の今後について青木は「今回、平本さんのホラ吹きでみんなズッコケちゃったわけだから、正直厳しい。強いて言えば、奥田啓介戦かな。ホラを吹きすぎて希代の嘘つきになった奥田と戦うことで、未来が見えるんじゃないか」と突き放した。
ともあれ、2連敗でどん底に落ちたのは事実。ここからはい上がり、ビッグマウスの意地を見せられるか。